インテリアの歴史

1.ギリシャ・ローマ時代(古典主義)のインテリア

 ギリシャ・ローマ時代というと、そんな紀元前の古い時代のデザインは現代には関係ないと思うかもしれませんが、実は非常に重要なのです。 ルネッサンスやアンピール様式など、1000年以上の時を経て、古典主義への回帰が幾度となく行われています。 それだけギリシャ・ローマ時代のデザインというのは完成度が高く美しかったのです。 ギリシャのパルテノン神殿などの列柱(オーダー)には、現在でもフォーマルな様式として良く使われるドリス、イオニア、コリントのスタイルが使われています。 シンプルなドリス式に対して、柱頭に2つの渦巻きがあるイオニア式、柱頭にアカンサスの葉の装飾があるのがコリント式です。そのギリシャの様式を継承したローマのトスカーナ式は柱に縦溝もなく極めてシンプルです。 家具としては、ギリシャのクリスモフ、ディフロスと呼ばれる椅子のデザインが有名です。クリスモスは女性のために作られたとも言われており、脚が外側に湾曲した優美な形をしています。 最も一般的に使われたディフロスは、背もたれがなく、脚はクリスモフのように曲がらず直線で、脚の形状に丸形や角形のバリエーションがあります。また、折りたたみ式のものはX脚を持ちディフロス・オクラディアスと言います。 近代建築家のミース・ファン・デル・ローエがデザインしたあまりにも有名なバルセロナ・チェアはギリシャ・ローマ時代のX脚を想起させます。

2.中世のインテリア

 中世の重要な様式には、ビザンチン(6-15世紀)、ロマネスク(11-12世紀)、ゴシック(12-15世紀)の3つがあります。 いずれもキリスト教の思想が強く反映しており、聖書に出てくるものがモチーフとなっていることが多いようです。教会の建築様式や内部の装飾にその特徴を見ることができます。
 ビザンチン様式は、ビザンチン帝国(395-1453)において、東方美術との融合により、6世紀頃から独自形成されたものです。 教会壁面には、ガラスや大理石のモザイク、七宝などによるきらびやかな装飾があります。また、偶像崇拝禁止の徹底により丸彫り彫刻は見られなくなり、代わりに象牙などによる浮き彫り彫刻が見られます。
 ロマネスクは、ローマ帝国が滅亡後数世紀を経て、末裔と考えた人々がその遺産の技術を用いて教会を築き、ローマ風と称したのが由来です。半円アーチ構造が特徴ですが、構造上、分厚い石壁で支える必要があり、必然的に窓などの開口部も小さくする必要がありました。 その結果、暗く重厚な印象を受けます。面積の多くなった壁には、浮き彫り彫刻や壁画による装飾が施され、教会の教義が図解されることになります。代表的な建造物に、ピサの大聖堂があります。  ゴシックとは野蛮なゴート族風という意味があり北フランスが発祥です。かつて大帝国を築いたローマの滅亡をゴート族のせいとし、イタリア人たちが野蛮なという軽蔑を込めて言ったものですが、実際にはすばらしい芸術がたくさんあります。 ロマネスクからの教会建築の方向性に違いはありませんが、リブ・ボールト、フライングバットレス、尖塔アーチなどの建築技術が開発され、より高く天に向かうという信仰的な精神が具現化されるとともに、分厚い壁が不要となり、内部空間が広く窓が多くなりました。ロマネスクに比べ彫刻ができる壁面が減ったため、教会の教義は、開口部にステンドグラスとして図解されることになります。 ノートルダム寺院やランス、アミアン、シャルトルの3大聖堂が代表的です。 家具においてもゴシック建築の装飾様式が取り入れられ、トレーサリーと呼ばれる窓の狭間飾り模様(花文)が良く使われています。

3.ルネサンスのインテリア

 ゴシック様式をイタリア人たちが軽蔑・偏見を込めて野蛮ばゴート族の建築と呼んだことは前述の通りですが、滅亡したローマ帝国の様式を復活させようとした動きがルネッサンスです。 それまで人々は、教会の絶対的な支配下で質素な暮らしをしていたのですが、特にフィレンツェなど商業都市において、商人がお金持ちになり、文化的な活動を支援したことによります。 キリスト教の観点では、儲けすぎる商人というのは強欲として描かれますので、余ったお金を教会の建築などに使えば、偏ったイメージを払拭し、己の魂も救われると考えることで、教会と商人の利害関係が一致したのでしょう。 教会の権力の衰えによる封建社会の崩壊は、キリスト教の枠を超え、人々の想像力と個性が発揮されていくのです。 キリスト教とギリシャ神話などの古典的モチーフが混在するのが特徴であり、それまでの無名性に対して建築家、芸術家の名前が後世にまで残っています。
 ブルネレスキ、アルベルティの建築家やレオナルドダビンチ、ミケランジェロ、ラファエルの巨匠はあまりにも有名です。 ブルネレスキは、フィレンツェ大聖堂の丸屋根の工事という難事業を成功させたことで有名になりましたが、これは最後のゴシック建築といっても良く、むしろパッツィ家礼拝堂やオスピダーレ・デッリ・イノチェンティの中にルネサンスの特徴を見ることができます。 サント・アンドレア聖堂は、「建築論」、「絵画論」という題名の本を執筆するなど多彩な才能を有したアルベルティの代表作です。   家具としては、教皇を批判し後に火あぶりに処されたサヴォナローラが愛用したサヴォナローラチェアやダンテが愛用したダンテスカ 、カッソーネと呼ばれる婚礼用長持ち、そのカッソーネが長椅子に発展したカッサパンカがあります。 またフランスで婦人の談話用の椅子として使われたカクトワールは、その当時流行した裾の広いスカートを傷めないように、座面の前を広くし、背板が細長くなった形状をしています。


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